戦争と死と・・

零戦パイロットで、特攻の話。

先の大戦を美化するでも貶めるでもなく、1人のパイロットを通して戦場の1兵士の悲哀や、指揮官の無能さを描いてる。

十死零生の特攻はなんだったのか、とか、その特攻に行く者の心境は如何様だったのか。など。

恐らく、朝日新聞をモチーフにした新聞社が登場して「特攻はテロリズムだ」とか言わせてる(殉教者的な意味で)のはどうかと思うけど、しかしそういう見識を持ってる人っているのかな・・・だとしたら残念だ。

俺だって、もし戦争中にこの年だったら学徒出陣で戦場に赴いてたかもしれない。人を殺して殺されてで一生が終わってたかもしれない。

そんな状況下で特攻を命じられたら、死ねと言われたらどうするんだろうか。自分を何かに寄りかからせて死ぬしかないんじゃないかと思う。それを誰が否定出来るんだろう。

死ぬのに自分の中で理由付けをする。それが国のためであれ恋人のためであれ、自分の中では落とし前をつけなきゃいけない問題なんだなと。


現代で、命を賭ける場面なんてそうそうない。だから死が疎遠なのかもしれないな。


二項対立の概念がどこでも重要だって誰かが言ってたけど、死を意識して初めて生が輝くんじゃないかと思った、そんな話。


※ちなみにこの文は2限をサボって書いてます