頭のいい人間に
- 作者: 姜尚中,宮台真司
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/11
- メディア: 文庫
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- 全体的に
全て分かったとは言えないし、分からない部分も多々あり。それは知識的な問題と思考力の問題両方に関わって来るんだろうけど。
- 2人の対談は
議題を選んでる感は否めなかったかなと。
例えば歴史認識の話なんかをさせたらもっと意見の対立は鮮明になっていただろうとは思う。
ただ、今後の軍事的安全保障について姜尚中にもっと話して欲しかった。宮台真司の「対米中立、重武装」論は何回か読んでいるし。
- 自分に引きつける
自分のような平凡な人間がステイトにどうコミットして行くか、なんて考えるべきじゃないかと思った。
これだけ頭が良く、社会学と政治学で教授になるくらいであれば主体的にコミットしていくべきだし、それが国益に資するんだろう。
ただ、自分みたいになんの学もない庶民がどうするか、というのはやはり自分たちで考えるべきだと思うんだ。