朝生観覧日記パート2

先日、9月25日に朝まで生テレビを観覧してきた。再び。そこで今回は自分の思想も含めて書いてみようかと。

  • まずは出演者

前回と同じだったのが自民党茂木敏充氏。もう1人自民党からは世耕弘成氏。

対する民主党大塚耕平氏(内閣府副大臣)、福山哲郎(外務副大臣)、簗瀬進氏。
さらに社民党から近藤正道氏、国民新党から下地幹郎氏。
あと議員じゃないとこでいくと上杉隆氏、香山リカ氏、澤昭裕氏、村田晃嗣氏、本間正明氏、湯浅誠氏。

始まる前の印象でいくと自民党側が少ないかなーという。これは民主党のお手並み拝見という感じになりそうな予感だった。

  • この日の争点

「鳩山新政権理想と現実」が今回のテーマ。外交やら、温室効果ガス25%削減を掲げた「鳩山イニシアティブ」などなど。個人的には折角国民新党社民党がいるんだから安全保障の主張について3党の整合性を聞いてみたいところだった。

  • そして討論

最初何から入るかと言えば、なんと記者クラブ制度について。大手メディアがほとんど取り上げなかったこの問題を正面切って取り上げて行った。

テレビが報じない「首相会見問題」 田原総一朗氏が「朝生」で追及 : J-CASTニュース

>出演していた民主議員は「開いていく方向だと思う」と渋々、答えた。

田原総一郎の姿勢に賛否あれども(またこれを取り上げた裏にどんな思惑があろうとも)、今回は評価すべきじゃないかな。

テレビ、新聞しか見ない層には伝わらないわけだしね。

  • 安全保障にはやはり疑問符?

そんで次はインド洋の給油問題など。

民主党は国会承認がないと言って反対していたんだから国会承認を加えてやればいい」

とか。

民主党の本音としてはそうしたい部分もあるんだろうけど、そこで連立の配慮なのかな。社民党国民新党

国民新党はどうにかなるかもしれないけど、「憲法違反」という主張を明確に繰り返してきた社民党はそうもいかないだろう。

あまり発言機会のなかった近藤氏がこの話題で話を振られたとき、最後に付け足すように「憲法の絡み」と言ったのが全ての象徴。海外派兵アレルギーとも言うべきか。いずれにせよ「単純延長はしない」と含みを持たせてもいるけど、正直「複雑な形での延長」も難しいんじゃないかと。

そしてこれに対する自分の意見はといえば、「アメリカから何らかの譲歩を引き出した上での延長」というところが落としどころじゃないか、というもの。民主党がやる可能性は抜きにして。

ここでは普天間の話もしたんだけど、やはり自民党時代の無思考な対米追従は是正すべき部分が多々ある。ただ、国際関係の絡みもあるし、外交上いきなり大掛かりな是正は出来ない。そこで「延長しない」はずだった鳩山政権が「延長してあげる」その変化でアメリカに恩を売る、というのは一種の選択だと思う。

ただ民主党はその戦略的な決断(マニュフェストを無視するという意味でも)より、連立や党内世論に押され延長しない方針ではないかと考えてしまう。

  • 鳩山イニシアティブ

ここは細かい数字や国際会議の話が出ていて、詳しく解説出来る部分でもないんだけど。


ただ現状として国民の温室効果ガス削減への意識が高いものとは思えない、という部分から、今後発生して来るであろう大きな負担を家庭が目前にしたとき、果たして民主党への支持が続くかは疑問符じゃないかと。

  • 全体的に

まだまだ色々な話はしていたんだけど、記憶の関係上(苦笑)割愛。もっと早く書けばよかったけどあまり暇がなかった。


あと1つ言いたいのは、国民新党社民党ひどいぞ!!と。議論レベルが1段階低い。毎日勉強して討論に臨むべき国会議員とは思えない。茂木氏に「勉強してきたほうがいい」と言われていた、下地氏。香山リカ並みに空気乙だった近藤氏。ちょっとね、どうかと思ったよ。